「婚姻届って結婚する二人のサインとハンコがあればいいと思ってた!」と、婚姻届を提出しようと思って慌ててしまうカップル、実は結構多いんです。
そもそも婚姻届の提出には、婚姻届(記入済み)と戸籍謄本、二人の印鑑(それぞれ)、本人確認書類(免許証など)の書類などを用意する必要がありますが、他にも婚姻届の中に「証人」のサインと捺印、本籍地を記入しなければいけません。
証人は誰でもOKなのですが、必ず2人立てないといけません。もちろん夫婦に証人になってもらうことも可能ですが、その場合も別々の印鑑を用意してもらう必要があります。
婚姻届の証人の条件は「20歳以上」であれば誰でもOK。
親や兄弟などの親戚・家族はもちろんのこと、友人や職場の上司や同僚でもいいんです。誰でもいい、と言われてしまうと逆に誰にしようか迷ってしまいますよね。
証人になったからといって、将来何か法的な義務や責任が生じるわけではないため、気軽にお願いしやすいとはいえ、誰に頼むかは難しいところです。
では実際に結婚したカップルたちは、婚姻届の証人に誰を選ぶことが多いのでしょうか?
一説によれば、証人として最も多いのは新郎新婦の父親にそれぞれなってもらうケース。
また、新郎新婦の父母も含めて、親にお願いしているカップルの割合は半数以上なのだとか。
確かに結婚を認めてくれて、これからもお世話になる両親。証人としては最適ですよね。
戸籍などに関わることなので、両親に頼めばとりあえずは安心できますし、快く引き受けてもらえる点も証人にお願いすることが多い理由なのではないでしょうか。
また、両親の他に証人となってもらう相手で多いのが、新郎新婦の友人です。
共通の友人カップルや夫婦に証人になってもらうケースも多いようです。親友ならきっと快く引き受けてくれますよ。
両親がお互い疎遠だったり他界してしまっていて、証人になってもらえない場合でも、このように友人知人、職場の人にお願いできるのでご安心を。
婚姻届の証人代行サービスというものも1人8,000円程度からお願いできるので、必要な場合は利用するのも一つの手かもしれません。
婚姻届の証人をお願いした場合、証人になってくれた方にお礼をするべきかどうか、ちょっと迷ってしまいますよね。
結論から言えば、お礼はしないという人が多いもの。
あくまでも二人の気持ちでお礼をするべきかどうかを判断すればいいでしょう。
特に親に証人になってもらう場合には、「ありがとう!幸せになるね!」の言葉だけでも、十分嬉しいお礼かもしれません。
ただし、職場の上司や仲人さんに証人になってもらった場合には、今後のお付き合いもありますから、婚姻届の提出後に報告も兼ねて食事会やお礼を持って自宅訪問などをしたほうがベター。ケースバイケース、相手に合わせて考えればいいでしょう。