職務経歴書の上手な書き方とは?転職を成功させる秘訣を伝授

転職する人は、今や珍しくなくなっています。今までの経験を生かしながら、やりたい仕事へキャリアを変えるためにも、履歴書だけでなく「職務経歴書」というものを作る必要があります。ときとして、履歴書以上に採用の可否を左右する職務経歴書。一体どんな風に書けばいいのか書き方を知っておきましょう。

転職に成功する!職務経歴書の書き方①分量はA4で1~2枚が一般的


職務経歴書の体裁は、実は履歴書のように決まった形があるわけではありません。
ただし、分量としてはA4サイズの紙に1〜2枚が一般的。長くても3枚程度におさめるのがベターです。

職務経歴書はあくまでも文字情報で伝える書類なので、デザイナーのように自分の仕事の技術を示す場合には、職務経歴書とは別にポートフォリオを用意しておくといいでしょう。

転職に成功する!職務経歴書の書き方②基本的な内容


職務経歴書に書く内容は、大きく分けて次のようなものがあります。

①タイトル、日付、名前

②キャリア概要
まず、職務経歴書で一番最初に目にする場所には、簡単にでいいのでこれまでのキャリア概要を記入します。これから細かく書くキャリアの「まとめ」ですので、ポイントを絞って記載することが大切です。

③今働いている企業/これまで働いていた企業概要
履歴書では、働いている企業の名前や部署名だけでOKですが、職務経歴書ではさらに一歩踏み込んだ内容を記載します。
例えば会社の規模(従業員数)、業界ポジション、主な事業内容など。シンプルかつ詳しく書いておきましょう。

④これまでの職務経歴、職務内容
職務経歴書のコアとなる部分が、これまでのキャリアや仕事内容を書くセクションです。
どんなプロジェクトや仕事に携わり、どんな経験を積んだのか。そしてどんなスキルを持っているのかをアピールしましょう。

⑤活かせる知識やスキル
取得した資格名だけでなく、「商品開発」や「英語でのメール/電話応対」など具体的にどんなスキルや知識を発揮できるのかを書きましょう。
たくさんある場合は、語学スキル、ITスキル…というように整理して書くとわかりやすいですよ。

⑥資格・免許など

⑦自己PR
企業に合わせて特に変えて欲しいのが、この自己PR欄です。
シャイな日本人は自己PRを書くのが苦手という方も多いのですが、「うちに入ったら活躍してくれそうだな」と相手に思わせるための、説得の場と考えて、できる限り時間をかけて作りましょう。

転職に成功する!職務経歴書の書き方③キャリアに合わせて2つの形式から選ぼう


職務経歴書は、基本的にこれまでのキャリアをまとめて書く書類ですが、まとめ方には2つのパターンがあります。

一つが自分自身のキャリアをプロジェクトや仕事内容ごとにまとめた「キャリア形式」。
もう一つが時系列順に所属していた会社や部署を記す「編年形式」です。

基本的にはどちらでも問題ありませんが、1つの会社で長く働いていたなら、キャリア形式で具体的な職務内容を記載して、スキルや知識・経験などをアピールした方がまとめやすいかもしれません。

転職に成功する!職務経歴書の書き方④「キャリア形式」の書き方


キャリア形式で職務経歴書を書く際には、今までの仕事を通じてあなたが何を学び、何を身につけてきたかを整理するところから始めます。

過去の仕事内容をプロジェクト単位で一つ一つ振り返り、できる限り具体的に書いてみましょう。

転職に成功する!職務経歴書の書き方⑤「編年体形式」の書き方


編年体形式の職務経歴書は、昔のことから書いていく場合と、現在から過去へと遡って書いていく方法の2つがあります。

部署移動や転職などの日付とともに、それぞれの部署・職場でどんな仕事をしていたかを書いてみましょう。

転職に成功する!職務経歴書の書き方⑥プレゼンツールとしての見やすさにも注意して


職務経歴書は、いわば人事担当者へのプレゼン資料とも言える存在。

内容はもちろんのこと、見やすさやまとめ方もあなたのスキル・人格をはかる基準として使われます。

段落を分ける・項目ごとに簡潔にまとめるなど心がけ、5〜10分さっと目を通せば、大まかの概要がわかるといいでしょう。

転職に成功する!職務経歴書の書き方⑦郵送する場合には送り状なども添えて


職務経歴書を郵送で送付する際には、ビジネス文書を送る場合と同じように送り状を1枚添えるのがマナーです。

インターネットには送り状のテンプレートがダウンロードできるサイトもあります。こうしたテンプレートを活用すれば、送り状の準備も楽チンです。

また、郵送中に折れ曲がらないように、履歴書や送り状と一緒にクリアファイルに入れてから封筒に入れるなどちょっとした配慮をする・しないで面接官への印象も変わりますよ。

職務経歴書は、転職活動をし始めて初めて作る方が多い書類です。とはいえ、自分のこれまでのキャリアを棚卸しして整理する必要がある書類ですので、早め早めに準備して、転職活動に生かしてみましょう。
最終更新:2024年11月21日